知り合いの依頼で、放置されていたキムコのスクーターの修理です。
125ccとは言ってもかなりのボディサイズで、一人で軽トラに乗せるのに重かったです。。。
現状、エンジンはなんとか始動する。のみです。
他の不良個所等は色々と見ていきたいと思います！
バッテリー電力がゼロなので、別のバッテリーを繋いでセルを回してみました。
が、セルは回るけどエンジンは始動しません。。。
とりあえずキャブの掃除からです。
何となくですがマジェスティ125に構造が似てるような。。。気がしました。
キャブはスローが少し詰まり気味でした。
一通りキャブを掃除して組み込み。
ガソリンの匂いも問題なさそうなので、セルを回してみると。。。
一発始動です！
そして次は。。。
ブレーキマスターの窓が割れています。。。
樹脂材で埋めてみましたが、何となく心配です。。。
更に。。。
写真では分かりにくいですが、空気と触れた為か、水と混ざった為か、単純に長年交換されていないのか。。。
ブレーキフルードは真っ黒でした。
底が見えません。。。
ブレーキ回りと言う事もあり、心配なので結局新品に交換しました。
キムコの純正品は入手困難なので、別のバイク用の物を取り寄せて取り付け。
フロント側もブレーキマスターの窓が割れる寸前だったので、同時に交換しておきました。
その後ブレーキオイルもフロント、リヤともに全量交換。
エンジンオイルも交換して、クーラントもチェックして、空気圧も調整して。。。
試運転です。
エンジン始動、走行ともに問題はありません。
水温も問題ありません。
が。。。メーターの針が動いていません。
エンジン回転数は動いているのですが、速度計の針はゼロを指したままです。
更に、ガソリンもEの部分をずっと指し続けています。。。
一旦戻って再チェックです。
速度計が動かないのは。。。単純にメーターケーブルの断線でした。
スピードメーターケーブルは他車の流用は難しそうなので、純正品を取り寄せました。
タイヤ側に取り付けるのは難しくないのですが、メーター側への接続が結構厄介でした。。。
構造が優しく、見えるネジを外すだけでフロントカバーはすぐに取り外せます。
しかし、メーターが取り外せず、メーター裏のケーブル接続部分はかなり狭いです。
なんとか接続し少し走行してみると、無事にメーターの速度計の針が動きました。
ガソリンの針が動かないのも気になるので、ガソリンを少し追加して見てみましたが、
やはり針はEを指したままです。
ガソリンタンクからフロートを取り出し確認。
接点も問題無い感じなので、電源ONで手動でフロートを動かしてみると。。。
ちゃんとガソリンの針は動いてました。
結果、ガソリンをもっと入れないと反応しない。と言うことでした。。。
知り合いからは、走る、曲がる、止まるの基本をやって欲しいとの事でしたので
作業はここまでです。
外装や細かい部分は知り合い自らが行うとの事でした。
試運転してみましたが、このグランドディンク125はなかなか良いバイクでした。
ミラーが電動で格納すると言うちょっと豪華な装備が面白かったです。
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