またまたやって来ました。スズキのSW1です。
全体の写真を撮影しておらず使いまわしの画像です。。。
今回はエンジン始動時に、セルモーターが空回りする。との事でした。
ウィーンと言う音はするけど、エンジンが始動しないと言う症状です。
実際入庫した時に何回か試しましたが、その症状は出ませんでした。
しかし、出先でエンジン始動できなくなるのは怖いとの事で、
今回は修理をする事になりました。
スタータークラッチは車両の左側になるので、左側のカウルを外します。
何回も外したので、カウルを外すのはもう短時間です。
エンジンカバーを外すので、先にエンジンオイルを抜いておきます。
エンジンの下をのぞき込むとドレンボルトが見えます。
周りのボルトにオイルが付着しています。。。
漏れている訳ではなさそうですが、気になる所です。。。
エンジンオイルが抜けたら、ドレンボルトを取り付けておきます。
いよいよジェネレーターカバーの取り外しです。
固定されているボルトを外していきます。
ボルトはそれぞれ長さが異なるので、取り付け時に位置が分かるように管理しておきます。
ボルトが全て外れたら、手前に引けばジェネレーターカバーが外れます。
磁力が効いていて、少し引っ張られる感じがありますが、そのまま手前に引けば外れます。
ジェネレーターカバーが外れたら、フライホイールのナットを外します。
このナットはかなり固いです。
インパクトレンチが無い場合には、ユニバーサルホルダー等のストッパーで固定してから、ナットを緩めます。
今回はインパクトレンチで緩めました。
ナットが外れたら、フライホイールを外します。
そこで登場するのが。。。
この特殊工具です。
SW1は35mmと言う大きなサイズでしたので、この為に特殊工具を購入。
この工具を使ってフライホイールを外します。
フライホイールを外すと裏側にワンウェイクラッチが見えます。
が、外した時にすでに部品が取れていました。。。
外側のボルト3本を外し、フライホイールとワンウェイクラッチを分離します。
ここはネジロックが効いていて、固いです。
無事に分離成功です。
とりはずした部品を見てみます。
真ん中のスプリングが短いですね。
ちなみに、フライホイールを外した時に外れてた部品もこの短いスプリングの場所でした。
純正部品も寄せていたので、比べてみます。
今回交換する部品は、
ピースプッシュ 品番:12633-31000 ×3個
ローラ 品番:09261-14001 ×3個
スプリング 品番:09440-04015 ×3個
右側が新品、左側が付いていた部品です。
1本だけが短かった。と言う問題では無く、全部短いですね。。。
比べてみると良く分かりました。
スプリング以外の部品は傷も無く問題無さそうでしたが、
単価もそこまで高くないので、全部一新する事にしました。
組み込む際にはエンジンオイルを薄く塗りながら組み込みました。
組み込まれた状態です。
スプリングが長くなったので、ちゃんとテンションが効いています。
フライホイールへ組み込みます。
が、ここのボルトはネジロックが必要です。
ボルトにロックタイトを塗布して組み付けます。
あとは逆の手順で取り付けていきます。
フライホイールは位置決めがあるので、溝を合わせれば取り付けれます。
組み終えたらエンジンオイルを入れます。
今回用意したオイルはスズキ純正のエクスターオイル10w-40。
既定量の1.5Lを入れてみましたが。。。少し足りませんでした。
オイルレベルゲージを見ながら適正量を入れました。
キーをONにしてエンジン始動。
セルは空回りせずエンジン始動します。
何回か試しましたが、空回りする事はありませんでした。
試運転してきましたが。。。
手持ちのヘルメットが、このバイクに全然あっていませんね。。。
もっとお洒落なヘルメットが欲しいものです。
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