Dトラッカー250 走行距離修正

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Dトラッカー250のスピードメーターです。
次のオイル交換が102000kmなのですが、なんと走行距離が99999kmで止まったとの事。。。

調べてみると、前期のDトラッカーは10万キロ以上が無いらしいです。
中古のメーターを購入しようにも、以外に高いです。

色々調べていると、ヤフオクに好きな走行距離を書き込んだロムを送ってくれる。と言う出品を発見。
値段も3000円+送料と、中古メーターを買うよりは全然安い金額でした。

早速注文して、届いたのでロム交換していきます。

まずは車体からメーターを取り外し、メーター横のゴムカバーのリベットを外します。
そうするとメーターを分割するボルトが緩めれるようになるので、ボルトを外して分割します。

メーターが分割できたら、上下の基板を固定している爪を曲げます。

3箇所あるので、それぞれ爪を曲げて、ボルトを外せば上下の基板がそれぞれ取れます。
(上下の基板を取り外してから、爪を曲げて上下の基板を分けても良さそうでした)

上下の基板が分割できました。

交換するロムはこの白いシールの貼られたロムです。
KA34C003の文字が見えます。

同封されていた説明書では、このロムの足をニッパーで切断。
新しいロムを切断して残った足にハンダ付けする。と言う内容です。
結構難しそうな作業ですね。。。

でも足の切断よりも、基板にきちんと交換した所です。が。。。
ちょうどこの基板の裏面は液晶があるので、これ以上バラすのは難しそうです。。。

ここで負けるわけにはいきません。。。
バラす前から液晶表示が怪しかったのですが、この分解でトドメをさすかもしれませんが。。。
液晶までバラシて。。。ロムを取り外し、新しいロムをハンダ付けしました。

新しい黒いロムに交換済です。
表面から見るとハンダが少なく見えますが。。。

フラックスを掃除してないので、汚く見えますが。。。
一応裏面はちゃんとハンダを盛っておきました。

後は逆の手順で組み上げます。
仮組み状態で配線を接続し、表示の確認を行います。
問題なければ車両に装着して完成です。
最初に外したメーター横のゴムカバーもリベットで再固定しておきました。

怪しかった液晶も問題無く表示されています。
ODO距離は1000kmでお願いしておきましたが、1004kmでした。
※多少前後するとの説明はありました。

99999kmから、通勤使用で約1000kmほど走行しているかなぁとの考えです。
10万キロでメーターが1周回って0kmに戻ったと言う計算にして。。。
次のオイル交換は2000kmの時ですね。

2 Responses

  1. 五十嵐

    初コメント失礼致します。お聞きしたい事がありまして😅キャブのDトラはエンジンの寿命が他のバイクより早いと聞いた事があるのですが今現在どんな感じですか?10万キロまでになにか大きい故障などありましたら教えて頂けたら幸いです❗

    • win

      初めまして。
      キャブのDトラッカーですが、エンジンは比較的強いように思います。
      10万キロまでにあったトラブルですが、お客様は3万キロ代で中古車として購入されたようです。
      当初、300ccボアアップ、ハイカムが組まれた状態で購入されていたようです。

      7万キロあたりでハイカムが原因でバルブとピストンが干渉すると言うエンジンブローが起こりました。
      これはエンジンを載せ換えて対処しました。

      その後は10万キロを過ぎたあたりで、ドリブンスプロケット部分のベアリングの異音が発生しました。
      こちらのベアリングは、エンジンの腰下の分解が必要となるので、安く済むエンジン載せ替えで対処しました。

      当初のハイカムは改造によるトラブルなので、改造無し状態で言えば、ドリブンスプロケット部のベアリングくらいでしょうか。
      大きなトラブルもそれくらいで、Dトラッカーのエンジンは比較的強いように思いますよ。

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