下取りで入ってきたタントです。
初期型の後ろがドアのタイプですね。
走行中、水温警告灯のHが点灯したとの事。
確認すると冷却水が少なくなっていたので、水を足しながら帰って来たそうです。
ただ、その後は長距離走行しておらず、水温警告灯のHも点灯しなくなったとか。。。
水を足してLLC濃度が薄くなっているので、クーラントを交換しました。
エンジンが冷えた状態を確認し、ラジエーターキャップを外します。
その後ラジエーター下側のドレンを緩めてクーラントを抜きます。
ジャッキアップしなくても、バンパー下から手を伸ばせば届きました。
クーラントが抜けたら、ドレンを締め、再度ラジエーターキャップ側から水道水を入れます。
その後エンジンを始動し、ヒーターをつけて冷却水を循環させます。
循環させたら、またラジエーター下のドレンから冷却水を抜きます。
最初から濃度が薄かったので、1回目に抜き取った状態でも薄いピンク色でした。
今回は2回通り抜き取り作業をしておきました。
冷却水が抜けきったら、ラジエーター下のドレンを締めます。
リザーブタンクのクーラントも濃度が薄くなっていたので交換しておきます。
リザーブタンクはボルト1本で固定されています。
古いクーラントから新しいクーラントへ。
Fのラインまで入れておきます。
古いクーラントの写真がありませんが、かなり薄いピンク色でした。。。
新しいクーラントを入れていきます。
クーラントの濃度は30%~35%が標準です。
抜き取ったラジエーター内の容量が約2リットルでした。
L350タントのクーラント容量は全体で3.4リットルなので。。。
約1.4リットルは車両側に残っていますね。
しかし、2回通り抜き取りを行っているので、残っているのもほぼ水に近いクーラントです。
そこで、3.4リットルの35%の約1.2リットルの原液を入れて希釈。
希釈したクーラントは2リットルだけ作ります。
この状態だと2リットルに対して原液が1.2リットルなので。。。かなり濃いですね。
しかし、エンジン内を循環すれば、エンジン内部の水とも希釈されるので、
ちょうど35%の濃度になると言う計算です。
クーラントを入れたらエンジン始動してエア抜き作業です。
ヒーターを最大にしてしばらく放置です。。。
サーモスタットが開き、クーラントが循環してくればラジエーターのアッパーホースを何回か揉んでエアを出します。
ボコッボコッと言うエアが出なくなれば、エア抜き完了です。
ラジエーターキャップをして、クーラント交換完了です。
ちなみに。。。
水温警告灯のHが点灯した原因ですが、ラジエーターキャップの不良でした。
下取りで入った時に、色々確認しましたが、どこからもクーラントは漏れていませんでした。
そこで、ラジエーターキャップを見ると、加圧弁と負圧弁が取れて無くなっていました。
ラジエーターキャップを交換すると。。。直りました。
長距離運転をしても、水温警告灯は点灯しませんでした。
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