WACOX H-1 125 修理

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今回のお相手は。。。

 

中国製フランスバイク?のWACOXです。

製造は中国で行い、フランス向けに販売されているようですが詳細は分かりません。

 

 

長年放置されていたのか、過酷な状況で使用されていたのか。

外観は既にボロボロです。

 

が、今回はエンジン始動までのご依頼です。

なので、外装は現状のままとなります。

 

まずは大きめのシートを取り外してキャブレターが見える状態にします。

 

 

配線、配管類を取り外してキャブレターを取り外します。

 

 

キャブレターのジェット類を全て取り外して掃除をしました。

酷い汚れなどは無かったのですが、スロージェットが少し詰まり気味でした。

 

 

このキャブレターはダイヤフラム仕様でした。

ゴムパーツは先に取り外しておいて、穴と言う穴をキャブクリーナーで掃除しました。

 

ガソリンは少し古いようでしたが、匂いも問題無かったので、そのままキックスタート。

 

 

キック一発でエンジン始動しました。

 

アイドリングが低めだったので、調整。

その後オートチョーク作動後に再度調整しておきました。

 

 

そして気になるコレ。

 

 

ブレーキマスターが前後ともに凄い事になってました。

窓が割れてフルードは無くなり、錆が発生しています。。。

 

 

同じブレーキマスターが無いので、似たようなブレーキマスターを取り寄せました。

取り付けてブレーキオイルを入れてエア抜きをしました。

 

ブレーキキャリパーからはとても汚いブレーキオイルが出てきてました。。。

 

前後とも新品のブレーキマスターへ交換。

ブレーキパッドはまだまだあったので問題無さそうです。

 

 

 

そしてこちらのグリップ。

 

 

まだ使えると言えば使えるのですが、破れてるし触るとネチャネチャです。。。

 

そこで。。。

 

 

うちの商品のグリップを強制的に装着しておきました。

きっと喜んで貰える。。。はずです。

 

純正のブレーキマスターはミラーホルダーが一体型になっていたのですが、

新しく取り寄せたブレーキマスターはミラーホルダー無しでした。

なので、別でミラーホルダーを取り付けてミラーを付けました。

 

ちょっと純正とは異なるアイテムを取り付けたので、ハンドルカバーがそのままでは付かず。。。

当たる部分をカットしておきました。

 

 

最終チェックを終えて、エンジンオイルを交換しました。

現在の走行距離が6850キロなので、次回交換は。。。

 

 

7900キロ。と書きたかったのですが、何をどう計算を間違えたのか7100キロと書いてます。

もちろんちゃんと7900キロに変更しておきました。。。

 

 

これで無事に完成です。

 

 

試運転を兼ねて20キロほど運転してきました。

ダイヤフラム仕様なので、加速が少しもたつきますがよく走ります。

 

あと気になったのは、ウェイトローラーの設定なのか、やたらと高回転なエンジンでした。

60キロで走行すると、エンジンは既に9000回転近く、結構な高回転。

80キロくらいになると10000回転は超えそうな勢いですね。

 

色々と面白いバイクでした。

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