今回のお相手は。。。
中国製フランスバイク?のWACOXです。
製造は中国で行い、フランス向けに販売されているようですが詳細は分かりません。
長年放置されていたのか、過酷な状況で使用されていたのか。
外観は既にボロボロです。
が、今回はエンジン始動までのご依頼です。
なので、外装は現状のままとなります。
まずは大きめのシートを取り外してキャブレターが見える状態にします。
配線、配管類を取り外してキャブレターを取り外します。
キャブレターのジェット類を全て取り外して掃除をしました。
酷い汚れなどは無かったのですが、スロージェットが少し詰まり気味でした。
このキャブレターはダイヤフラム仕様でした。
ゴムパーツは先に取り外しておいて、穴と言う穴をキャブクリーナーで掃除しました。
ガソリンは少し古いようでしたが、匂いも問題無かったので、そのままキックスタート。
キック一発でエンジン始動しました。
アイドリングが低めだったので、調整。
その後オートチョーク作動後に再度調整しておきました。
そして気になるコレ。
ブレーキマスターが前後ともに凄い事になってました。
窓が割れてフルードは無くなり、錆が発生しています。。。
同じブレーキマスターが無いので、似たようなブレーキマスターを取り寄せました。
取り付けてブレーキオイルを入れてエア抜きをしました。
ブレーキキャリパーからはとても汚いブレーキオイルが出てきてました。。。
前後とも新品のブレーキマスターへ交換。
ブレーキパッドはまだまだあったので問題無さそうです。
そしてこちらのグリップ。
まだ使えると言えば使えるのですが、破れてるし触るとネチャネチャです。。。
そこで。。。
うちの商品のグリップを強制的に装着しておきました。
きっと喜んで貰える。。。はずです。
純正のブレーキマスターはミラーホルダーが一体型になっていたのですが、
新しく取り寄せたブレーキマスターはミラーホルダー無しでした。
なので、別でミラーホルダーを取り付けてミラーを付けました。
ちょっと純正とは異なるアイテムを取り付けたので、ハンドルカバーがそのままでは付かず。。。
当たる部分をカットしておきました。
最終チェックを終えて、エンジンオイルを交換しました。
現在の走行距離が6850キロなので、次回交換は。。。
7900キロ。と書きたかったのですが、何をどう計算を間違えたのか7100キロと書いてます。
もちろんちゃんと7900キロに変更しておきました。。。
これで無事に完成です。
試運転を兼ねて20キロほど運転してきました。
ダイヤフラム仕様なので、加速が少しもたつきますがよく走ります。
あと気になったのは、ウェイトローラーの設定なのか、やたらと高回転なエンジンでした。
60キロで走行すると、エンジンは既に9000回転近く、結構な高回転。
80キロくらいになると10000回転は超えそうな勢いですね。
色々と面白いバイクでした。
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