YAMAHA発電機の修理①

またまた発電機の修理が入りました。

YAMAHAの発電機です。

症状は、エンジン始動の際にスターターの紐が空回りするとの事です。

確かにスターターの紐を引っ張っても空回りし、エンジン始動しません。

リコイルスターター部分をバラして確認してみます。

この状態で動作確認すると、真ん中の白い爪が片方しか出ません。

リコイルスターターの構造的には、紐を引くとその勢いで真ん中の爪が飛び出す。

しかし、この発電機は真ん中の爪が片方しか出ず、しかも完全に出てない様子です。

真ん中の爪が入っている部分を分解しました。

結構泥などが詰まっていたので、掃除し、各部の作動確認。

特に問題は無さそうなので逆の手順で組み付け。

この時、真ん中のボルトはきちんと締め込まないとダメなようでした。

締めすぎると、真ん中の爪が出にくくなりそうですが。。。

構造を見ると、締め込む事で外側と内側の動きに時間差が出来て、真ん中の爪が出る。と言った感じでした。

イメージとしては遠心クラッチのような感じです。

なかなか文章では説明が難しいですね。。。

この状態で軽く紐を引いてみると。。。

ちゃんと真ん中の爪が2本出ました。

結構ゆっくり紐を引いても出るので大丈夫そうです。

組み付けてエンジン始動。

何回か動作確認し、リコイルスターターは無事に動いていました。